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【整備事例】ボルボXC90 エバポレーター交換
2026.07.01
ボルボのメンテナンス本日のご紹介はボルボXC90の整備事例です 。 気品ある北欧デザインと実用性を兼ね備えたボルボの最高峰SUV 。初度登録は2019年、現在の走行距離は約11万kmと大台を突破しています。

オーナー様より「エアコンが全く効かなくなってしまい、風は出るけれど生ぬるい」というご相談をいただき、原因の特定と修理を行いました 。これからの暑い季節には耐えられないこの症状を解決していきましょう。
今回の主な整備内容は以下となります。
フロントエバポレーター交換
各種シーリング、Oリング類交換
エアコンシステム真空引き & エアコンガスチャージ
エアコンシステム内のガス圧を測定したところ、本来満たされているはずのエアコンガスがほとんど残っていない状態であることが分かりました 。どこからガスが漏れているのか、検知器や特殊な蛍光剤を用いてエンジンルーム内をくまなく探索しましたが漏れた形跡がありません 。
となると原因は車内側となり、ダッシュボードの奥深くに配置されているエバポレーター(冷気を生み出す熱交換器)という部品からのガス漏れを突き止めました 。
エバポレーターの交換はダッシュボードを取り外す必要があるため、数ある電装系修理のなかでもトップクラスに難易度が高く時間のかかる重整備となります。分解の手間が非常に大きい作業だからこそ、パーツの選択と周辺の消耗品類の同時交換がこれからの安心感を左右します。
純正新品のエバポレーターは非常に高額ですが、今回は性能面と耐久面で信頼できる高品質な社外部品を選択しました 。これにより部品代を抑えて修理総額をリーズナブルにまとめています 。早速エバポレーターを外してみると経年劣化によってアルミの腐食が進み、目に見えないほどの微細な穴からエアコンガスがじわじわと抜けていました 。新品のエバポレーターに交換したことで冷却能力が完全に復活します。

組み立て完了後はエアコンの配管内に残った空気や水分を完全に抜く「真空引き」を行い気密性が保たれているかを最終確認 。その後、新しいエアコンガスを規定量充填いたしました 。
すべてのパーツが組み上がり最終の作動テストを行います。吹き出し口からはしっかりと冷風が勢いよく吹き出すようになり、風量や温度調整も正常であることを確認しています。これでロングドライブも大空間のXC90で涼しく快適に過ごしていただけることと思います。
ボルボの現行世代は非常に完成度が高いですが、10万キロを超えてくると今回のような車内側のエバポレーターからの微細なガス漏れ事例が少しずつ増えてきます 。「ガスを補充しても数ヶ月するとまたぬるくなってしまう」「エアコンをつけたときに、一瞬だけシューという異音がかすかに聞こえる」といった症状はエバポレーターからのSOSサインの可能性があります。
ダッシュボードを分解するような大きな整備もボルボ専門店のコクスンであれば豊富な実績に基づき、優良社外部品を組み合わせながら確実にリーズナブルに修理いたします。
愛車のエアコンに少しでも違和感を覚えたら、お気軽にコクスン各店(北名古屋、土浦、野田、横浜)までご相談ください。
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